早速ですがみなさんはFIRE(経済的自立して早期リタイア)のリスクとデメリット、どんなことがあると考えますか?
1.お金のリスク(FIREの資産取り崩し『4%ルール』で本当に大丈夫か)
2.社会的信用を失う(住宅ローンやクレジットカード等の影響)
3.キャリアのリスク(万が一の時に再就職できない)
4.社会との繋がり(人との繋がりが減っても大丈夫か)
5.家族関係(家族への悪影響、家族にFIREを伝えられない)
これらが一般的にFIRE、早期退職(セミリタイア)のリスクとデメリットと言われます。
今回はそんなFIREのリスクとデメリットの中から『家族関係』にフォーカスしてお話しします。
FIRE達成の為に年間生活費の25倍まで資産を増やしたんだけど家族から反対されるからFIREできないって話もよく聞きます。
この記事を読むことで僕の実例からFIREの理解を深めてもらったり、FIREに対する不安が少しでも解消できると嬉しいです。
2023年10月に43才で5000万円まで資金を増やしてサイドFIREを達成したひろです。
「サイドFIREのリアル」では、子持ち4人家族(妻と当時小学生2人)でサイドFIREした僕が、サイドFIREまでの道のり、サイドFIRE達成後の生活等、実体験をありのままに発信しています。
FIRE(早期退職)を伝えにくかった相手は誰?ランキングで発表!
FIREを伝えにくい相手は誰⁉️僕が伝えにくかった相手を4つ並べてアンケートさせて頂きました。
𝕏でアンケートを取ってみた結果がこちら
やはり『親』という偉大な存在相手に『FIRE』という意味不明なことは説明しにくいようです😆
ここからは僕の『FIRE(早期退職)を伝えにくかった人』をランキングでお伝えします。
FIREを伝えにくかった相手第5位:妻
実際の妻の写真
この記事でも会話内容を紹介しますが、僕はFIREをこの自宅のダイニングテーブルで妻に伝えました。
『FIREを伝えにくかった相手』の5位として挙げましたが、実際のところ妻に対しては伝えにくさはなかったです。
僕が投資でどれくらい資産を増やしているかも妻には話したことがなかったので、FIREの相談と一緒に資産額を伝えてびっくりさせたいという思いがありました。
FIREを伝えにくかった相手第4位:友達
どれだけ深い仲かによっても変わりますね。年に1度も合わない友達には伝えなくてもいいかって思いますし。
投資をほぼやってない友達も多いです。
その友達が会社が大変って話をしてる中「おれもう会社いかない」って言いにくいものでした。
あと、FIRE直後は自分の生き方がしっかりと決まってない状況だったので、「暇でしょ!いつも何してんの?」って質問に対して素直に答えられないこともありました。
FIREを伝えにくかった相手第3位:子供
FIRE=経済的自立して早期退職ってかっこよく言ったもんで。
子供からしたら『自分の父親が無職になった』っていうのが事実。
退職してどういう生き方をしてるってことを子供にちゃんと伝えるのはなかなか大変。
また、自分はFIREしたけど子供には会社にちゃんと就職して欲しいのが親心。
子供には会社で働くことのすばらしさも伝えなきゃいけないですしね。
FIREを伝えにくかった相手第2位:自分の親
親がFIREを知ったら、『子供が無職になった』っていう世間体と戦うことになるかな?
とか思うと伝えにくいのがありました。
母親には一度ちゃんと家に出向いて説明して、安心してもらったはず。
僕は父を10年前に亡くしてます。父が健在だったら、反対されてただろうし間違いなくランキングは1位だった。伝えられてたかは謎😅
FIREを伝えにくかった相手第1位:配偶者の親
秋田に住んでる妻の親。そんな深い仲でもないし、どんな反応するのか全く読めないからこそ伝えにくい相手です。
一番心配させたくない人だからってのも理由にあるかな。
実は妻から既に妻の母には伝えている状況。
『自営業はじめた』って言える状態になってから僕からは話したいところ。不動産収入があるから言えなくもないが。。
僕が43才でFIREできた1つの理由は会社員の属性を使って銀行融資で不動産投資ができたから。
初心者でも失敗しない方法を書いているので少しでも興味がある方は読んでみてください。
-
【失敗しない不動産投資】大家さんになるまでの3ステップを解説
2024/9/29
FIRE(早期退職)を伝えたら家族は反対?実際に伝えた状況・会話内容を共有!
FIREを家族や周囲の関係者に伝えるのって意外とすんなりいかないもの。
ここからは僕が実際にFIRE(早期退職)を伝えた会話内容を実例として共有します。
妻に会社退職&FIRE(早期退職)の探りを入れたやり取り
~FIRE達成の半年前くらいの平日夜 1日15時間働いた後~
僕「今日も働いたわ~」
妻「おつかれさま」
僕「こりゃ体もたないな!この感じがあと3か月は続きそうだし・・・」
妻「そうなの?大変ね~」
僕「うちってさ、ガン家系で早死にしてる人多いじゃん?」
妻「だからなに?」
僕「おやじも60で死んだし、定年退職で即人生終わりってつらいよね~」
妻「あなたはそうとは限らないけどね」
僕「長い人生、一度さ、長期で休むってのがあってもいいんじゃないかな」
妻「何を言い出してるのよ、あなたは働くのよ!」
僕「はは、そうなんだけど、半年くらいは・・・」
妻「子供もまだお金かかるし、がんばってちょうだい!」
僕「・・・」
まだ資産額とか投資の話とかは何も妻に伝えてない時なので、完全に玉砕されました😆
妻に本気でFIRE(早期退職)の相談をしたやり取り
~FIRE達成1か月前の夜 リビングにて~
僕「今資産がどれくらいになってると思う?」
妻「え?全然わかんない」
僕「5000万まで増えたんだよ」
妻「そうなの?すごいね!」
僕「でね、不動産収入もあるでしょ」
妻「だから?」
僕「投資の収入と不動産収入でもう生きていける状態なんだよ」
妻「どれくらいの期間?」
僕「一生」
妻「は?これから子供お金かかってくるよね?」
僕「大学は学資保険が別枠であるからそれで大丈夫」
妻「そうなの?でも、なにするの?」
僕「これって決めてないけど、自分の経験を活かして人助けだね」
妻「なにそれ?」
僕「楽しそうじゃない?」
妻「あなたが助けられるかよくわかんないけど・・・」
僕「でもさ、お金の心配はないから、それをチャレンジできるってのがすごくない?」
妻「うーん、どうせまた働きたくなるんじゃないの?」
僕「そうだね、会社で働きたくなったら働きゃいいんだし」
妻「まあ、やりたいんならやればいいわ」
僕「明日生活費の前提を説明するよ!」
妻「はあ・・・」
この時は僕自身もお金のリスクとか社会との繋がりがなくなるとどうなるかわからない等の理由で再就職の可能性はゼロではなかった。
FIRE(早期退職)を母に伝えた時のやり取り
~退職直後自宅玄関にて~
母「これ(みかん)みんなで食べて~」
僕「あ、ありがと」
母「今日は家(在宅勤務)で仕事なの?」
僕「あ~おれね、仕事辞めたわ」
母「え?!」
僕「当分休もうと思ってる」
母「何それ?大丈夫なの?」
僕「お金は大丈夫や。」
母「でもずっと働かないってわけにはいかないでしょ」
僕「うん、何するかはゆっくり考えるよ」
~ ここで妻(あや)が合流 ~
母「あやちゃん、この子のこと見捨てないでね!」
妻「ははは!」
母「悩みは増えるばかりね~」
FIRE(もう会社で働かない)ってことは伝えられず、「当分休む」って言い方をしました。
その後、ちゃんと説明しなきゃって思ってその日の夜に母の家に行ってFIREの説明をし、一応理解してもらいました。
当時は自分の中にも「このまま再就職せずに生きていけるのか」って思い(心配はお金よりも社会との繋がりがなくなるとどうなるの?)があったので、自信もって母に話せなかったと記憶してます。
早期退職を娘(当時小4)に伝えた実際の会話内容
~FIRE3か月経過夕食中~
娘「パパはいつ会社に戻るの?」
僕「もう会社には戻らないよ」
娘「え?貧乏になっちゃう!」
僕「パパはね、今年自分の会社作るんだ♪」
娘「なにそれ、お金減っちゃうの?」
僕「お金はもうこまらないだけあるから大丈夫。パパ稼いだから♪」
娘「これからはお金増えないの?」
僕「パパはね、これからはいろんなことしてお金増やせるようになるよ」
娘「ブログでかせぐってこと?」
僕「ブログもその一つだね!もう何万円かはもらえたよ!」
娘「ふーん。。」
退職後にブログで収入を得る実績を作ったことで、自然にこのような会話ができるようになりました😌
早期退職について息子(当時小6)と会話した内容
~日曜の昼下がり~
息子「ねえパパ~?」
僕 「どうした?」
息子「会社もう行かないの?」
僕 「うん、退職したからね!」
息子「退職ってもう復帰しないって意味だよね?」
僕 「そうだよ!」
息子「ふーん」
僕 「どうした?心配なの?」
息子「あと何年分のお金があるってこと?」
僕 「前にも言ったけど、一生だよ!」
息子「そんなに貯まるの?」
僕 「うん、頑張って働いたからね!」
息子「ふーーん」
僕 「まーくんは60才まで会社で働きたい?」
息子「そう思わない」
僕 「なんでそう思うの?」
息子「なんか大変そう・・・」
僕 「そう、大変だよ。週5回、朝から晩まで仕事してたでしょ?パパは。土日もしてたよね」
息子「そうだね」
僕 「パパはね、早くその状態を終わらせたかったの」
息子「・・・」
僕 「そしたら自分がやりたいことを選んでお金を稼ぐことができるんだよ」
息子「どれくらい稼いでるの?」
僕 「ブログの話はしたでしょ、あとは𝕏でも1万円もらえたよ!」
息子「そうなの?分けてよ!」
僕 「はは でもね、ブログも𝕏もそうなんだけど、このお金はパパが44才まで仕事頑張ったからもらえてるんだよ?」
息子「どういうこと?」
僕 「パパは今ブログとか𝕏で発信してることって、自分が経験したり学んできたことなんだよ」
息子「うん」
僕 「だから、仕事がんばってきた経験がないと、このお金はもらえないんだよ」
息子「そっかー」
僕 「だからね、会社にはちゃんと入ってお金をもらえるように頑張った方がいいんだよ」
息子「うん」
僕 「会社はね、大変だけど頑張ったらちゃんと毎月纏まったお金をくれるんだから!
息子「うん」
僕 「また何かあったら聞いてね!」
友達の父親と比べて自分の父親が会社に勤めてないってのは不安なんだと思う。
その息子の気持ち、よくわかる。
FIREでお金の不安はなくなっても、頑張って働こうって思えるのはこんな息子に『お父さんすごい』って思われたいからなのかもって感じました😌
友達にFIRE伝えたやり取り
~金曜夜 歌舞伎町にて~
友達「暇もつらくないん?」
僕 「意外とやることあるんよ」
友達「退職してどれくらいやっけ?」
僕 「もうすぐ5ヶ月やな」
友達「復帰するかもって思わんの」
僕 「俺も思うかもって考えてんやけどな、今可能性はないかな〜」
友達「それ、FIREじゃん」
僕 「うん、お金の心配はないから、そうだね」
友達「マジかよ、すごいなそれ」
僕 「うん、思ったより良いもんだわ」
友達「おれもいつか稼ぎ方おしえてよ!」
僕 「そうだね!いろいろ学んどくね♪」
友達が子育てにかなりお金をかけてるって話を聞いた後にこんな伝え方をしました。
「いくら貯めたの?」って質問がくるかなって構えてたけどそれはなかった。
ちなみに聞かれたら「お金が減らない生き方ができるくらい」って答えます😌
【番外編】FIREをどう伝える?!親御さんとのやりとり
僕はFIRE達成してから娘(小4)のバトミントンの付き添いをしているのですがそんな中で親御さん(お母さん)とのやりとりです。
保護者「いつもパパが付き添われてるんですね~」
僕 「そうなんですよ~ 」
保護者「奥様は家にいるのですか?」
僕 「そうですね、小6の息子がいるので面倒見てます」
保護者「お仕事も忙しい中、それは奥様も助かりますね!」
僕 「いやいや、僕が好きで娘に付き添ってるので♪」
保護者「でもどうしても来れない時とかはどうするのですか?」
僕 「家族最優先なんで、なんとかできちゃうんですよ~」
保護者「それはいい環境ですね!」
僕 「実は僕、去年会社やめて今は好きなことやって生きてるんです♪」
保護者「え? それはそれは、お仕事大変だったんでしょう」
僕 「まあ、大変でしたね~」
保護者「・・・」
仕事やめたってことは言う必要もなかったんだけど、どんな感じになるのかなって、思いきって言ってみました😆
空気感が少し変わるのがわかりました💦
ポイ活をはじめて4,600円手に入れませんか?
最後に皆様におすすめしたいポイ活の紹介です。
僕は2分間の手間だけで4,600円相当が手に入りました。夫婦でやったら9,200円相当!
以下の記事で解説しているのでお時間ある際に是非やってみてください。
-
ポイ活始めたら夫婦で9200円相当もらえた【所要時間2分】
2024/12/13
最後に
FIRE(早期退職)を家族に伝えたエピソード、楽しんで頂けましたでしょうか?
FIREのリスクとデメリットは家族関係以外にも社会的信用を失う(住宅ローンやクレジットカード等の影響)ことや社会との繋がり(人との繋がりが減っても大丈夫か)も挙げられます。
それらについてのリアルな話もブログ記事にしていますので読んでみてください。
-
FIREのデメリットである社会的信用を失わない方法とは?
2024/8/24
-
FIRE半年『社会との繋がり』がなくなるリスクの現実を告白
2024/8/24
サイドFIREのリアルは𝕏でも発信しています。
妻との会話を配信する『FIRE夫婦のリアル』、FIRE達成者の仲間と配信する『FIRE達成者のリアル』の番組を視聴頂けると嬉しいです。
𝕏では投資戦略、マイクロ法人設立、ブログでは発信していないサイドFIREの日常を発信しています。
ブログ記事に対しての感想や質問等をもらえたらすごく嬉しいです。是非以下のリンクから遊びに来てください。
ひろの𝕏リンク:Hiro_HASYG
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!